CDアルバム管理ソフトを作ってみよう!
 
さてさて、今度はCDアルバムを管理するソフトをつくってみましょう。

今回の目的としては、データは極力少なくして、テーブルを二つに分けて、それを「リレーション」で結合するということを勉強していきましょう。ここでは、例として、「tbl_main」 「tbl_sub」というテーブルを使用します。

ここまでの講座でお気づきの方もいらっしゃると思いますが、ACCESSというソフトを使いこなす上で重要なのは、「何かのデータを入れる入れ物を作成し、後でそのデータを引き出しやすくする、そのためにはどのような骨格にすべきか」ということを事前にきちんと考えておくことですね。
そうしないと後で手直ししたり、いろいろと面倒なことになってしまいます。
このへんが、excelなどの表計算ソフトとは違う考え方ですね。
では、具体的な予定を示しておきます。
 
CDアルバム管理ソフトの仕様。
テーブルの作成。
リレーションの作成。
フォームの作成。
サブフォームの修正。
検索フォームの作成。
レポートの作成。
クエリの作成。
仕上げ。
   
では、がんばりましょう!  

●CDアルバム管理ソフトの仕様
 
1.画面遷移
 今回作成するソフトの画面表示と主な操作方法です。
 
2.テーブル設計
 今回は、2つのテーブルでリレーションを設定します。(詳細は、後述)
 tbl_main  tbl_sub  tbl_ck
フィールド名 データ型
ID オートナンバー
入力日 日付/時刻型
アーティスト名 テキスト型
タイトル名 テキスト型
全曲数 数値型
全演奏時間 日付/時刻型
入手区分 テキスト型
種別 テキスト型
備考 メモ型
フィールド名 データ型
ID オートナンバー
番号 数値型
連番 数値型
曲名 テキスト型
演奏時間 日付/時刻型
区分 テキスト型
ランク テキスト型
etc メモ型
フィールド名 データ型
ID オートナンバー
CK Yes/No型
 
3.オブジェクト名一覧
 命名規約を決めておくと後々管理しやすくなります。今回は、オブジェクト名の先頭につけるイニシャル(プレフィクス)を下記のように統一します。半角英数字と "_"(アンダーバー)を使用します。
 
テーブル:tbl_ レポート:rpt_
クエリー:qry_ マクロ:mc_
フォーム:frm_ モジュール:m_
 
 完成時のオブジェクト名一覧です。
・テーブル tbl_main、tbl_sub、tbl_ck
・クエリ qry_main、qry_sakujo、qry_sakujo2
・フォーム frm_main、frm_sub、frm_kensaku2、frm_index、frm_sakujo、frm_startup
・マクロ AutoExec、mc_main、mc_sub、mc_kensaku2、mc_kihon、mc_sakujo、mc_startup
・レポート rpt_main

 

 

 

 
 
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