CDアルバム管理ソフトを作ってみよう!
●リレーションの作成●
 
データベースにおいて、リレーションを設定するとは、「テーブルとテーブルを結び付け、新たな仮想テーブルを作る約束事」と、とりあえず理解してください。
 
「テーブル」と「リレーション」はとても密接な関係があります。
多くの場合、最初にリレーションを想定してからテーブルの枠組みを考えるのです。
さっきはテーブルを二つ作ってしまいましたが、これがもし1つだったらどうだったでしょうか。
 
ID
アーティスト名
アルバム名
曲名
演奏時間
1
ABC
あいう
アイウ
3分25秒
2
ABC
あいう
カキク
5分18秒
3
ABC
あいう
サシス
4分43秒

4

ABC
あいう
タチツ
5分21秒
 

アーティスト名とアルバム名がかなり重複してしまいます。

この問題を解決するために、テーブルを「メイン」と「サブ」にわけたのです。

ではさっき作成したテーブルを開いて、「ツールメニュー」の「リレーションシップ」をクリックして下さい。

リレーションシップと表題のついた何もないフォームが表示されます。
このフォーム上で右クリックをし、「テーブルの表示」を選び、さっきの「メイン」と「サブ」のテーブルをクリックし「追加」ボタンを押してください。テーブルが二つ現れましたね。
 
 
「メイン」テーブルにある「ID」をクリックしながら、「サブ」テーブルの「番号」にドラッグします。
すると小さなプロパティ画面が現れますね。
次に「参照整合性」をチェックします。
これはレコードの入力や削除を行っても、テーブルの間のリレーションシップが維持されるようにするための規則です。
 
「フィールドの連鎖更新」と「レコードの連鎖削除」もチェックします。
これらは主テーブルの主キーの値を変更・削除すると、自動的に関連テーブルの内容が変更・削除され、参照整合性が保たれる役割を果たします。
 
逆にオフにすると変更や削除ができなくすることができます。
「作成」ボタンをクリックして、リレーションを設定します。
レイアウトの変更も保存して終了します。
 
リレーションはわかりましたか?次はフォームです。
 

 

 
 
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