ACCESS講座

D「販売データ」フォームをクエリから作る

「販売データ」テーブルに入力するフォームの作成は少し工夫が必要です。「販売データ」テーブルには「いつ、誰が、何を、何個買ったか」という情報が含まれている。このうち、「誰が」と「何を」については「顧客番号」と「商品番号」だけが「販売データ」テーブルに含まれています。「顧客名」や「商品名」は他のテーブルで管理しているので、データを二重に記録する"無駄"を防ぐために「販売データ」テーブルには無い。しかし「顧客番号」や「商品番号」を覚えている人はいないので、「販売データ」の入力フォームには「顧客名」や「商品名」を表示したほうが分かりやすい。
このように複数のフィールドを表示するには、一旦クエリの機能でフィールドを呼び出しそのクエリからフォームを作ります。

では、まずクエリでフォームに含めるフィールドを抜き出します。

画面左でクエリを選び、「デザインビューで・・」をダブルクリックします。開く画面の「テーブルタブ」で、すべてのテーブルを選択し、「追加」ボタンを押す。

項目をドラグで抜き出します。

「受注番号」をドラグし、「並び替え」を「昇順」にする
「販売日」をドラグ
「顧客番号」は「∞(販売テーブル)」からドラグ
「顧客名」をドラグ
「郵便番号」をドラグ
「住所」をドラグ
「電話番号」をドラグ

「商品番号」は「∞(販売テーブル)」からドラグ
「商品名」 をドラグ
「単価」をドラグ
「数量」をドラグ
「写真」をドラグ
「金額」は下記参照

ドラグした「写真」の次、「フィールド」欄に手入力で「金額:[単価]*[数量]」と漢字以外は半角で入力。 これは「単価」と「数量」を掛け合わせたものです。
クエリは「販売明細」として保存しておいてください。

作成したクエリを基に「フォームウィザード」機能でフォームを作成します

左画面で「フォーム」を選び「ウィザードを〜」をダブルクリックします。

起動した「ファームウィザード」画面で「テーブル/クエリ」で「クエリ:販売明細」を選択し、「>>」ボタンを押し、「次へ」→「単票形式」を選び「次へ」→「標準」を選び「次へ」→「販売入力」と名前をつけて「完了」を押してください。

「販売データ」フォームの設定をします

上で完了を押すと、フォーム画面が現れます。
写真表示や、日付のなどフォームの設定を行っていきましょう。フォームに番号がふってあるので、番号順に説明していきます。
どの顧客が、どの商品を買ったか、という情報をリスト表示から選んで入力できるように設定します。

@まずは写真の設定をします。
写真を表示する場所で右クリック→プロパティを選ぶ→「書式」タブを選び→「OLEサイズ」を「ズーム」にします。

A「販売日」の設定
「販売日」欄を右クリック→「プロパティ」を選ぶ→「データ」タブを選び→今日の日付を計算する関数「Date()」を半角で「既定値」欄に記入します。

B「顧客番号」の設定
A「顧客番号」欄を右クリック→「コントロール種類の変更」で「コンボボックス」を選択

Bつづき
B 「顧客番号」欄を右クリック→「プロパティ」を選ぶ→「データ」タブを選び→「値集合ソース」に「顧客台帳」を選ぶ。さらに「書式」タブを選択し、「列数」を「2」、「列幅」を「1cm;4cm」、「リスト幅」を「5cm」にします。

C「商品番号」の設定
「商品番号」の欄を右クリック→ 「コントロール種類の変更」で「コンボボックス」を選択 してから、さらに「商品番号」を選択→「プロパティ」を選ぶ→「データ」タブを選び→「値集合ソース」で「商品台帳」を選択。
最後に、
このフォームでは「顧客名」や「「商品名」は表示だけで、入力できないようにしておく。これは他のフォームから入力します。

「Shift」キー+クリックで選択し@「右クリック」メニュー→プロパティAで開く画像でBの設定をする。また使わない6つのオブジェクトの背景をグレーなどにしておくと、入力不可であることが一目瞭然になる。6つを選択し、「塗りつぶし/背景の色」から色を選んでください。

こんな感じになりましたか?
この画面はデータ入力がしてあるので写真や顧客名が表示されています。

Eデータの集計・検索

←C「フォーム」の作成
TOP