インターネットで使用されているTCP/IPプロトコル。
プロトコルにはいくつか種類があり、それぞれ特徴がちがいます。
プロトコル  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

プロトコルとはパソコン同士が通信するときの手順や方法の決まり
通信されるデータにエラーがないかチェックするための方法や圧縮の方式などが
それぞれの通信プロトコルで決められています。
パソコンで通信するときにそれぞれ同じ通信プロトコルを使用しないと通信できません。。

代表的なプロトコルに
TCP/IPプロトコルIPX/SPXプロトコルNetBEUIプロトコルが挙げられます。
>>TCP/IPってなんだ?
>>IPX/SPXってなんだ?
>>NetBEUIってなんだ?

一般に認められたプロトコルを使って通信するように設計されている装置は
同じプロトコルを使うどの装置とも通信ができます。
OSIモデルとプロトコル標準によって
ネットワーク装置が共同して動く事が保証されます。

プロトコルスイート  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 

ネットワーク構成部分のプログラムを指すもので
いくつかのプロトコルで構成されコンピュータ間での情報交換に使われます。

::階層(レイヤ)
プロトコルスタックの中の一部分で
情報転送における特定の1つの部分を担当します。
プロトコルには2つ以上の機能を果たせるものがありますから
プロトコルスタックの一つの階層は必ずしも
OSIモデルの一つの階層に対応するわけではありません。

さらに詳しく! (TCP/IPプロトコル) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

プロトコルで最も普及しているのがTCP/IPで
インターネット上の通信プロトコルとしても使われています。
ほとんどすべてのネットワークがTCP/IPをサポートするため
イーサネット、トークンリング、モデム接続などの
異なるタイプのネットワークで使われています。
ネットワークの1つに破損部分があった場合、
それを回避して簡単に再ルーティングが行え、接続されたネットワーク全体が
損傷に耐えられるようになっています。
特許使用料を支払うことなくTCP/IPを使う装置や
ソフトウェアを開発する事のできるオープンな標準です。

さまざまなプロトコルが集まってTCP/IPプロトコルスイートを構成していて
セットの中のどのプロトコルも、それぞれ特定のタスクの実行をしています。

<<下に詳しく説明しています>>

TCP (Transmission Control Protocol :伝送制御プロトコル)
  TCPを使って送受信されるデータの各バイトには、シーケンス番号という
一連の番号が付けられていて、これを使ってデータの抜け
重複がないかどうかが検査します。
データを受け取った側では、どのシーケンス番号のデータまでを
受け取ったかを送信元へ返すが(アクノレッジを返す、と言います)
これにより、送信側では、データが正しく相手に届いたことが確認できます。
もしある程度の時間待ってもアクノレッジが返ってこなければ
途中でデータが消失したか、相手がパケットを取りこぼしたと判断し
再度パケットを送信します。再送を開始するまでの待ち時間は固定ではなく
通信路の遅延特性や、アクノレッジが返ってくるまでの時間、再送回数など
さまざまな条件によって動的に変更され
効率よく通信が行なえるように高度に制御されています。
IP (Internet Protocol :インターネットプロトコル)
  TCP/IPプロトコルにおける、ネットワーク層のプロトコルで
ネットワーク上のコンピュータに割り当てられたIPアドレスをベースにしています。
ただし、データを送受信する場合、送信データに対し受信確認を行なわないので
確認処理を省いた分、プロトコル処理にかかる負荷は小さいのですが
通信の品質は低く、確実に届いたかどうかが分からないということがあります。

FTP (File Transfer Protocol :ファイル転送プロトコル)

  標準的なファイル転送の方法として利用されています。
インターネットにはFTPに対応したサーバーが多くあって
データやソフトを提供しています。
HTTP (HyperText Transfer Protocol :ハイパーテキスト転送プロトコル)
  Webページでのクライアント、サーバー間の通信プロトコルです。
HTML(Hyper text Markup Langage)というファイルを
このプロトコルで読み出します。
クライアントからのリクエストに対してサーバーがレスポンスを返すという形式で
1回の通信は1組のリクエストとレスポンスからなり、それをセッションと呼びます。
UDP (User Datagram Protocol :ユーザーデータグラムプロトコル)
  再送や受信確認応答、フロー制御、大きなデータの分割や
再合成(フラグメント化)などはすべてアプリケーション側で
自分で制御する必要があるのですが、これらのオーバーヘッドがないので
処理は簡単であり、高速という特徴がある。
DHCP (Dynamic Host Configuration Protcol :ダイナミックホストコンフィギュレーションプロトコル)
  LAN上のコンピュータに動的にIPアドレスを割り当てるプロトコルです。
コンピュータがネットワークにログインすると、DHCPサーバーが
あらかじめ用意されたIPアドレスの1つをそのコンピュータに割り当てます。
同時にゲートウェイアドレスやドメイン名、サブネットマスクその他の情報を
クライアントに通知することもできます。
DNS (Domain Name System :ドメインネームシステム)
  インターネット上の「255.254.253.0」などの
数字の羅列で表されているIPアドレス
人が覚えやすいようにドメイン名と呼ばれる
oshigoto1.comなどの名前に置き換えるシステム
インターネット上にはDNSサーバというIPアドレスとドメイン名の
対応表を持っているサーバ
があり
ユーザーはそこに接続することによりドメイン名でIPアドレスを持つ
サーバにアクセスできるようになる。
WINS (Windows Internet Name Service :ウィンドウズインターネットネームサービス)
  マイクロソフト方式のTCP/IPネットワークで使われるプロトコルです。
WINSを実行するサーバはマイクロソフト方式のネットワークコンピュータ名を
IP番号に変換
する事ができます。
このサーバーのおかげでマイクロソフト方式のネットワークのコンピュータは
他のネットワークやTCP/IPを使うコンピュータと通信できるのです。
さらに詳しく! (IPX/SPX)  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・

::IPX(Internetwork Packet Exchange)プロトコル
Xeorox社が開発したプロトコルを基本にしていて
異なるネットワークにある装置間の情報転送と
装置の相対的な位置関係の確認に使われます。

::SPX(Sepuenced Packet Exchange)
IPXプロトコルの機能を拡張したもので
やはり情報転送を行うのですが
IPXとは異なり、SPXは伝送されたデータを監視しているので
SPXは交換されるデータにエラーがないことも保証します。

プロトコルを使った情報転送のうち
異なるタイプのネットワークを経由する場合に行う処理の一つに
トンネリングというものがあります。
TCP/IPネットワークやインターネットを使ってNetWareネットワーク間の
情報を転送する事ができます。
ポートというプログラムが使うメモリーの一部を使い
情報が正しプログラムに正しい順序で届くようにもしています。

さらに詳しく! (NetBEUI) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 

::NetBEUI(NetBIOS Extended User Interface
小規模なマイクロソフト方式ネットワークで使われます。
NetBIOS(Network Basic Input/Output System)という
IBMが開発したネットワークコンピュータ通信を確立する方法を
改良し効率を向上させたものです。

ルーティングができないためこのプロトコルは
大規模なネットワークでは使用できません。
しかし、セットアップが非常に簡単で、ネットワークにおける転送速度は
他のプロトコルよりずっと速い
のです。
このネットワークは
ほぼ例外なしにマイクロソフトが開発した製品を基盤にしていますので
ネットワークに接続したどのマイクロソフト製品もNetBEUIプロトコルを使用します。

   

 

 

 
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