OSI(オープンシステム間相互接続)モデルは
コンピュータネットワーク装置間の通信方法を示す為に使われます。
標 準  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

ネットワークを構築する際にはパソコンはもちろん
プリンターやサーバー等が必要になりますが、製造業社が違っていても
ネットワークが完成されるのは、業界標準が定められているからなのです。
ネットワーク全体が効率よく動くようにすることを目的としている
組織がISO(国際標準化機構)が、コンピュータ業界の製品の標準を作成したのが
OSI(オープンシステム間相互接続)モデルなのです。

OSIモデルはデータをネットワーク上に送信する際の
通信処理をすべての面を記述したガイドラインです。
アプリケーションや装置がどのように動作すべきかをも指示しています。

互換性の保証   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

ネットワーク上での情報交換の標準的な方法がなく
さまざまな会社が独自のネットワークを製造し
他の装置との接続や、それらに及ぼす影響を考慮されずにいました。

OSIモデルが発表されてからはネットワークの標準が定まり
OSIモデルに準拠している企業の装置なら
お互いにネットワーク上で通信ができることが保証されるようになりました。

階 層(レイヤ)   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
  ネットワーク上にデータを送信する際にコンピュータの中で
送信元の情報などを各階層から取得しながら最下層までいきます。
ケーブルを通り、宛先のコンピュータへ到着したデータは
送信元で取得した情報をそれぞれの階層で回収・削除されていきます。

::アプリケーション層
実行されるプログラム等のほかのネットワークサービスとの間で行われる情報交換をします。


::プレゼンテーション層
情報のフォーマットをし、ソフトウェアが読み取れるようにします。
::セッション層
通信方法の決定とコンピュータ間の接続の確立と監視をします。
::トランスポート層
転送エラーを修正し情報配信の信頼性を保証します。
::ネットワーク層
コンピュータを識別して転送される情報の送り先を決定します。
::データリンク層
ネットワークの伝送に適した形にデータをパッケージ化します。
::物理層
ケーブルなどの伝送メディアをコンピュータに接続する方法を示し
電気的情報を伝送メディアで伝送する方法も指定します。

 

 

 
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