ネットワークを構築と動作にに携わるものをおおまかに説明します。
サーバー  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
ネットワークオペレーティングシステム(NOS)を実行し
特定の仕事を行わせる事が出来ます。
サーバーに置くNOSはサーバーが実行するアプリケーションとタスクで決まります。
アプリケーションの中には特定のOSでなければ利用できないものもあります。
サーバーの実行するプログラムや、情報の保存などにも対応できるように
高性能のCPU、メモリ、大容量の記憶装置を使用する事が多いようです。
ネットワークコンピュータ  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
クライアント/サーバーネットワークで使用されるコンピュータで
通常のコンピュータと同じでモニタと内蔵ネットワークインターフェイスカードを備え
ネットワークに接続できるようになっています。
中に入っているソフト・ハードウェアが通常のパソコンよりも少ないため
管理やサポートに手間はかかりません。
様々なアプリケーションはサーバより提供され
それをネットワークコンピュータで実行できるようになっています
記憶装置  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

ハードディスクドライブ(HDD):
ほとんどのファイルサーバー中心となる記憶装置として使われています。
使用頻度が高いため、ファイルサーバーに使用するHDDは
デスクトップコンピュータのものよりも
大容量で信頼性の高いもの
出なければなりません。

コンパクトディスク(CD-ROM・CD-R・CD-RW):
CD-ROMは情報を読みこむだけの機能しかないのに対し
CD-R、CD-RWは書きこみが可能でデータの保存に使われます。
CD-RWは情報の書き換えが可能です。

光ディスクドライブ:
使用頻度の低い情報の保存によく使われます。
実行速度は屋や遅いのですが,大きな記憶容量を持っているのもあります。

ネットワークプリンタ  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
標準的なプリンタよりも高価なものがあるのですが、その分高性能を携えています。
プリントジョブが多くなると処理をするのに時間がかかってしまうので
プリンターへのアクセスを特定のグループに限定したり
HDDを内蔵しているネットワークプリンタでは
ネットワーク管理者がプリントジョブをHDDから削除したり
時間を指定して印刷したりする事が可能なものもあります。
レーザープリンタでは600dpi以上の解像度で印刷できるものがほとんどで
印刷速度も一分間に20ページの印刷を行う事ができ
印刷したものを別々の山に分類して、印刷物を綴じてしまうものもなかにはあります。
ネットワークプリンタは長時間休みなしで稼動する事を考えて設計されているので
標準的なプリンタよりも信頼性が高くなっています。
定期的なメンテナンスが必要で、一定ページ数を印刷するごとに行うのが一般的です。
ネットワークインターフェイスカード(NIC)  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

コンピュータ内部の拡張スロットと呼ばれる内部コネクタにりつけるようになっていて
コンピュータ背面にあるポートよりケーブルを使ってネットワークに物理的に接続します。
NIC製造時に固有のハードウェアアドレスをもち
ネットワーク上でそれぞれのNICを識別できるようになっています。
どのNICとOSの組み合わせでも、それぞれ特定のデバイスドライバが必要になります。
デバイスドライバの働きによってNICとOSの対話が可能になります。
また、NICとメモリーの直接通信を可能にする(メモリーレンジ)など
様々な設定を行ってから出ないとNICをコンピュータで使用する事ができません。
OSの中にはNICの設定を自動的に行うものもあります。
ノートパソコンにも拡張用のソケットが存在し
ここにPCMCIAカード(PCカード)を挿入してネットワークへの接続が可能になります。
HAB (ハブ) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


ネットワークのすべてのケーブルが集まる中心的な場所になる物です。
最近のネットワーク構成では殆どがHABを用います。
HABの種類の種類で「パッシブハブ」と「アクティブハブ」というのがあります。

アクティブハブはデータが通過するときにそれを再生する事ができ
電気的干渉で生じたエラーを除去する事が出来ます。

パッシブハブはただネットワークの配線を接続するだけの機能になります。

HABには4個(あるいは8個や16個)のポートがあり、ケーブルはここに接続します。
大半が1種類の伝送メディアを使うように設計されていますが
なかには異なるタイプの伝送メディアを受け入れられるものもあり
このようなHABはモジュラーハブと呼ばれる事があります。

HABのポート数は限られているため、
コンピュータがこの台数を超えるネットワークでは
HABを2台接続して使用することもできます。(デイジーチェイン接続)

リピーター  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
広い場所でのネットワークで長いケーブルを使用し
コンピュータを接続するときに用いるもので
受信した信号を増幅する機能を持っています。
ケーブルが長くなるほど伝送信号は劣化(減衰)していくので
リピーターに再伝送を行わせる事で問題を解決する事が出来ます。
また、混雑するネットワークで干渉やその他のエラーが発生する場合
ほとんどのリピーターはそれらをすべて除去してから
信号の再伝送を行う事ができます。(信号の再生)
ブリッジ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
別なネットワーク間・同じネットワーク内にある別のエリアとの間で
コンピュータが情報交換できるようにする装置で
多くの種類で異なったタイプのネットワークでの接続機能を持っています。
過剰負荷の状態になったネットワークを分割する事もでき
大量の情報が転送されている場合、ブリッジを使ってネットワークを分離する事ができ、
より高率的になります。
ネットワーク上のコンピュータの固有アドレスを識別し
情報の転送などを効率よく行うために情報の送信元のコンピュータのアドレスを読み取り
記憶する事ができます。(ラーニングブリッジ)
ルーター ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
ルーティング(経路制御)を行う接続装置です。
異なったネットワークで情報を正しい宛先に送る事が出来ます。
情報を送る最適なルートを自動的に決定できるようになっていて
アルゴリズムと呼ばれる数学的な公式を使って
情報が通るべき最適のルートを決定します。
タイプの異なるネットワークでも転送できる形式に
情報を交換する機能を持ち合わせているので
異種ネットワークの接続に良く使われます。
大規模なネットワークで設計に誤りがある場合などでは
情報がいつまでもネットワークをつつける事があり(ルーティング)
ルーターは転送する情報を分析し正しい宛先にそれを送り出します。
ほとんどのルーターはTCP/IP、IPX、AppleTalkといった
ネットワーク通信を行うときにコンピュータや装置が使用する言語(プロトコル)
理解できるようになっています。
ブルーター ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
ブリッジとルーターの特徴がいくつか組み合わさっていて
ルーターが処理するレベルのプロトコル情報を分析して
宛先のネットワークセグメントが判断した場合には
ブルーターはルータとして動作し、必要な処理を行います。
ネットワークセグメントが分析できなかった場合には
ブリッジが処理するレベルのアドレス情報を分析してブリッジとして動作します。
ゲートウェイ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
2つの異種ネットワーク間での情報の中継に使われ 情報転送を行います。
同じネットワーク内での2つの異なるプロトコルの情報交換を可能にします。
例えばMacintoshネットワークとPCネットワーク間で
情報を転送する際に ゲートウェイが使用されます。
ハードウェア方式のものとソフトウェア方式のものがあります。
宛先アドレスがネットワーク上にないものであれば
情報はデフォルトゲートウェイに送られます。
これを受け取ったネットワークにも宛先アドレスがなければ
情報はデフォルトゲートウェイを通って次のネットワークへ送られます。
デフォルトゲートウェイはインターネットなどのTCP/IPネットワークでよく使われます。
モデム ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

電話回線で伝送できる形式にして
ネットワーク同士の情報を交換できるようにするもので
最近のコンピュータではすでに内蔵しているものがほとんどです。
電話回線を使用するので
旅行先から会社のネットワークにアクセスすることもでき
他のネットワーク装置と比較してもリーズナブルで
設定も簡単
にできます。
他のネットワークよりも情報伝送速度はかなり遅いです。

チャンネルサービスネットワークユニット(CSU)  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

公衆電話ネットワークとの接続に使用されます。
情報を転送する場合、コンピュータネットワークの情報を
公衆電話ネットワークで伝送可能な形式に変換するとき使用されるもので
銃砲を受け取った側ではデジタルサービスユニット(DSU)を使って
それをコンピュータが理解できる形式に変換し直します。

マルチプレクサ(多重化装置)  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
音声・ビデオ・コンピュータデータなど
タイプの異なる情報を一本の伝送メディアを使って
同時にネットワーク上に転送
できます。
多くのワイドエリアネットワークでは
一本の回線でネットワーク部分を接続しています。
タイプの異なる情報をこの回線で同時に転送するには
一つの信号に結合する必要があります。
このときによくマルチプレクサがよく使われ
結合された信号が回線を使って転送されます。
結合された信号が相手先に到着すると
マルチプレクサが再び情報の分離を行います。

 

 
 
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