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複数のネットワークをつなげた場合、その間にはINP(又はゲートウェイという呼び方)があり、必要なデータだけ別のネットワークに転送することをみてきました。この機能はネットワークの構成を考える場合に重要なことなので、もっと細かく考えてみましょう。 図35 図35に二つのネットワークをつないだ状態を示しました。実際にAさんがBさんとCさんにデータを送る場合を考えてみましょう。Aさんのパソコンには、データの送信方法を判断するためにサブネットマスクとゲートウェイの情報が設定されています。サブネットマスクは、これから送るデータがAさんの属しているネットワーク宛てのデータか判断するのに使用します。またゲートウェイはIPアドレスであり、これは、他のネットワークとつながっている、ここではルータのIPアドレスを指定します。
図36 図36にサブネットマスクを使って自分の所属ネットワークかどうかの判断の仕方を示しました。サブネットマスクは、難しい表現になりますが、IPアドレスのうち所属ネットワークとしてどの番号までがいっしょか示しています。これは2進数で無いとかりにくいので、図ではそのような表現にしています。2進数など詳しくない人は判断のイメージをつかんでください。図のAさんの所属するネットワークアドレスのところで サブネットマスク 11111111.11111111.11111111.00000000 と2進数で表現したものを示しました。 サブネットマスクの1になっているところだけ、AさんのIPアドレスの部分を取り出す。 11000000.10000100.00000000.000000 =普通のIPアドレスの表現では192.168.0.0 となり、これがAさんの所属するネットワークの共通のIPアドレスになります。いうなれば、同じネットワーク内のパソコンは192.168.0.1, 192.168.0.2, 192.168.0.3, .....192.168.0.255などのIPアドレスが設定されていることになります。そして、同じ,ネットワークのアドレスを持つパソコンが同じネットワーク内にあると判断します。 BさんとCさんのネットワークのアドレスを同様に求めると、それぞり192.168.0.0と192.168.10.0になりBさんは同じネットワークの中にCさんは他のネットワークにあると判断します。
図37 ここで新ためてダイアルアップルータの機能を図37に示しました。図の中で同じネットワークのパソコンにデータを送る場合は、特にダイアルアップは何も動作しません。とこが、外のネットワークへデータを送る場合等、今まで説明してきたように、パソコンはダイアルアップルータに対してデータを送ります。するとダイアルアップルータば自動的にプロバイダ等に電話をかけインターネットに接続してからデータを送ります。 同様に、パソコンがインターネット上のホームページを見る場合も、まずそのホームページのWebサーバに対して、httpでの要求を出すので、これをダイアルアップルータ受け取りプロバイダへ自動接続します。 |
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