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ここでは、ドメインの取得方法や.jpドメインを管理しているDNSサーバへの登録方法を考えましょう。
IPアドレスと同じようにドメイン名も重複しないように名前を付ける必要があります。そこで、IANAという組織(や、下部組織のJPNIC等)がドメイン名も管理することになりました。そのため、ドメイン名のつけ方はIANAによっていくつかの約束事が決められています。 まず、ドメインの構造は次のようになっています。 ×××××.ドメインの属性.トップレベルのドメイン トップレベルのドメインについては下の図のように決められています。
図16 右端にある「,jp」などがトップレベルドメインといい、一番大きな区分を示します。「.jp」は日本のドメインである事を示します。また、アメリカだけは、国別トップレベルドメインが省略されます。
図17 次のドメインの属性は組織の種類などを示すものです。「.ne」ならば、ネットワークサービスを提供する組織であることを意味しています。 次の×××××はあなたの固有名です。そして最後にコンピュータのホスト名である「www」がついてドメイン名の完成です。 いよいよドメインの取得についてです。日本国内ならば大抵「.jp」で、属性はその組織によります。そしてあなたのドメイン名を考え、使用されていないことが確認されたらJPNICに登録します。 詳しくは→http://www.nic.ad.jp/ これですぐにドメイン名が使用できるわけではありません。まず、そのドメインを管理するDNSを用意し、そのDNSを,jpに管理するDNSに登録します。この登録も実はJPNICで管理しています。 ここまで説明したインターネットを使うことについてのJPNICの主な仕事のまとめは、 ※日本国内で使用するIPアドレスの総合的な管理(具体的な割り付けはJPNIC会員であるプロバイダが実施) ※日本国内で使用するドメイン名の管理 ※日本国内のDNSサーバの登録・管理 になります。これらの申請等を全て行い、ようやくあなたのサーバがインターネットで使用できます。ただし、これらの申請をすべて自分が行うわけではなく、実際にはプロバイダ等インターネット接続サービスの業者が行います。 これまでドメイン名とIPアドレスの対応付けについて話してきましたが、この2つはDNSの世界で関連付けられているものであり、別々に管理されています。たとえば、「www.myhome2.gr.jp」と「163.221.120.8」はそれぞれピリオドで区切られていますが、www.と163.が対応しているわけではありません。また、例えばあなたが10個の連続したIPアドレスを持っていたとしてその5個ずつを別の2つのドメイン名に分けて対応付けて使うことも可能ですし、逆に一つのドメインの中にあなたが取得したIPアドレスと友人が取得したIPアドレスを対応付けることも可能です。 いってしまえば、ドメイン名とIPアドレスの対応がDNSサーバで定義されていればいいのです。 |
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