インターネットを初めて利用する場合など、ホームページを見るのにお金がかかるのでは?と不安に思う人が居ます。
ここではインターネットにかかる費用と接続形態について考えていきましょう。

インターネットで公開されている情報はボランティアのような精神に基づいて、自発的に作成し、公開され、 それらの情報を見たり,利用したりするのに費用はかかりません。ただ、ここまでインターネットが普及されていると、
ホームページの閲覧を商売にするところもあります。有料のホームページは大きく分けて3タイプあります。
1.代金を先に支払ってパスワードを入手して閲覧するホームページ。
2.クレジット等、代金引き落とすホームページ。
3.ダイヤルQ2を利用したホームページ。
このうちの1、2は基本的に支払いに関する表示がされますので簡単に判別できます。ダイヤルQ2もたいていの場合、回線切り替えの際にメッセージが出ますので、
大丈夫かと思います。
問題は、ダウンロードしてきたプログラムが自動的にダイヤルQ2に接続させるようなものだったときです。怪しいホームページで ダウンロードする際には注意が必要です。また、これを防ぐ為にはNTTにダイヤルQ2を使用できないよう申し込むのも有効かと思います。
通常の場合、インターネットにかかる費用は図13のようにプロバイダを使用する料金と、電話回線を使用していれば電話料金 です。
電話料金は通常と同じように使った時間だけかかります。
ではプロバイダ料金はどう使われているのでしょう? 本来、インターネットに接続するには、線さえ繋げば無料で使用できるのですが、アメリカと日本を繋ぐ線をそう簡単に入手できません。
そこで、料金の一部はプロバイダ自身の使用する装置や人件費、そしてプロバイダのインターネット接続回線使用料となります。 この線は通信回線とよばれ、通常はNTTなどの通信業者から借りて使用しています。そしてひとつのプロバイダではアメリカ
と日本の通信回線の費用を負担するのは難しいので、各プロバイダが共同で通信回線を使用しています。
現在、アメリカと日本の通信回線の費用はすべて日本が負担しています。これはアメリカがインターネットの中心であり、アメリカから 情報が引き出されているという考え方によるものですが、アメリカも日本の情報を使用しだしているのでアメリカも費用を負担しては
、という意見がでています。
プロバイダへの接続は普通、電話回線で接続するタイプが一般的のようです。他にはISDNという通信に適した回線もあります。 また、CATVなどからも接続できるようになりました。
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