条件分岐
 
条件分岐を使用することでもし、Aの処理が○○ならBの処理へ移行、などより複雑な処理をすることが
できます。
 
条件分岐

・if文

条件分岐の制御構文で代表的なのが、if構文です。記述方法は以下の通りです。
if(条件式) {
     条件が満たされたときの処理スクリプト
}
最初に条件を設定して、条件に合えばスクリプトを実行します。
例:
<?php
   $a=10;
   if($a<=20){   //もし変数$aが20以下の時はメッセージを表示する
     print "変数\$aは20以下です。";
}
?>
上の例ではまず変数$aの値を設定し、次にif文で条件(ここでは$aが20以下)を設定しています。
実行するスクリプトは、メッセージを表示しています。(※$の前の\は文字列の頁で説明したエスケープ処理です。)
 
・else文
もし○○ならAを実行、ではそれ以外なら…も設定できると便利ですね。
それ以外〜の処理を設定するにはelse文を使用します。
例:
<?php
    $a=25;
   if($a<=20){  //もし変数$aが20以下の時はメッセージを表示する
     print "変数\$aは20以下です。";
}else{          //それ以外の時は他のメッセージを表示する
     print "変数\$aは20以上です。";
}
?>
今回はelse以下の処理をさせたいので、変数$aは20以上に設定しました。
「変数$aは20以上です。」が表示されます。
 
・elseif文
elseif文を使用して、更に条件を追加することもできます。

<?php
  $a=25;
   if($a<=20){             //もし変数$aが20より小さい時
     print "変数\$aは20より小さいです。";
}elseif($a==25){        //$aが25の時
     print "変数\$aは25です。";
}else{                     //更にそれ以外の時
     print "変数\$aは25以上です。";
}
?>

今回は変数$aは25に設定し、20より小さい時・25の時・それ以外(25)の時で設定しています。
色々変数$aの値を変えて試してみてください。
 
・switch文
switch文は変数の値に応じて条件分岐する制御構文でcase文とセットで使用します。記述方法は以下の通りです。
switch(変数または式) {
  case "値1":
     変数の値が、値1のときに処理するスクリプト
   break;
 
 case "値2":
     変数の値が、値2のときに処理するスクリプト
   break;

 case "値3":
     変数の値が、値3のときに処理するスクリプト
   break;

  default:
    変数の値がいずれの case の値と一致しなかった場合のスクリプト
  }
まずswitch文で評価される値を設定します。次にcase文で条件を設定していきます。
条件に当てはまった場合、breakで処理を抜けます。default文では、どの条件にも当てはまらなかった場合の
処理を設定してあります。case文はいくつでも設定できるので細かい分岐に向いています。
例:
<?php
   $fruits = "Orange";

   switch($fruits) {
     case "Apple":
       print "りんご";
       break;
      
     case "Orange":
       print "みかん";
       break;

     case "Grape":
       print "ぶどう";
       break;
    
    default;
       print "それ以外の果物";
}
?>
今回は、変数$fruitsがOrangeの時条件にマッチします。今回は評価する変数をプログラムの中で設定していますが、実際に使用する場合はユーザーに値を入力させてインタラクティブなものにすることができます。
 
条件分岐を利用することにより、より複雑なプログラムを組むことができます。
より理解するために、if文やcase文を使用して自分でコードを書いてみましょう。
 
 

 

 
 
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