伝送メディアはネットワーク上のコンピュータや装置を接続する物理的な通路で ネットワークのコンピュータがお互いに通信できるようになります。 どのメディアも専用のネットワークハードウェアがなければ情報を伝送する事はできません。 ネットワークインターウェースカードなどのネットワークハードウェアは 使用するメディアのタイプに適合したものでなければなりません。 大規模なネットワークの場合は それぞれの部分に異なるメディアを利用する事がありますが 伝送メディアを混在させると、ネットワークが複雑になり 構築や維持管理が難しくなります。
最も良く使われているケーブルで銅線の周りに保護のために プラスチックで被覆してあります。 同軸ケーブル、非シールド型ツイストペアケーブル、 シールド型ツイストペアケーブルの3種類があります。
>>もうすこし詳しく説明します。
大規模なネットワークの多くが光を使用し情報を伝送しています。 ガラスやプラスチックのコア部分に光を通して 光信号を送り情報を高速で伝送します。 100Mbpsを超える速度で情報うを伝送する事ができ なかには伝送速度が2Gbpsを越えるものもあります。 他の伝送メディアでは伝送する距離が長くなると信号が弱くなるのですが 光ファイバーケーブルは数キロ先まで送っても 検出できないほどの減衰が出るくらいで大きな影響は受けません。 電気信号を出しませんし電子複写機など他の装置から干渉を受ける恐れがないので セキュリティを重視、盗聴を心配する企業にとっては理想的です。 取扱いがむずかしく、ガラスコア光ファイバーケーブルは切れやすいため 段千箇所を発見する為に高価な監視装置が必要になる事もあります。
ワイヤレス
硬い銅線をコアに使い、プラスチックで被覆してあります。 金属メッシュやフォイルの層が近くの装置が出すノイズから電気信号を守っています。 さらにケーブル全体をプラスチックの保護層が包んでいます。 タイプが数種類あり、よく使われるのは RG-11、RG-58それにRG-62です。 電気信号の伝送に対する抵抗はオームで表され、最もよく使われるのは50オームです。 情報伝送速度は10Mbpsのものがほとんどなのですが 太いケーブルではさらに高速の通信が可能です。 非常に安く手に入るので、ネットワークに広く利用されています。
一般的に2、4、8または16本の電線でできていて、 ケーブル全体をプラスチックの保護層が包んでいます。 2本の銅線が撚りあわさっており、近くにある装置が出す ノイズの干渉を受けにくくなっています。 電話ジャックに似たコネクタを使用し、他のケーブルタイプと比べ 軽量で柔軟性があるため、ネットワークの新規構築に最もよく使われるタイプです。 大きく5つのカテゴリーに分類されていて どのカテゴリーも一度に伝送できる情報量が異なります。 カテゴリー1と2は最大4Mbps、カテゴリー3は16Mbps、カテゴリー4は20Mbps カテゴリー5は100Mbpsが、それぞれ最大の伝送量になっています。
2つの都市間に大きな道路や湖などの空間で ネットワークを接続しようとしてもできない場合のほとんど唯一の選択肢です。 ビルの上に小さなパラボラアンテナ(ランドベースマイクロウェーブステーション)を 設置し、送受信の方向を正確に決めないと効率の良い情報伝送ができません。 スモッグや雨など環境条件に影響される事があり 設置とメンテナンスは、サービス技術者になければいけません。 このシステムは電波監督商の規制の対象となります。 伝送できる情報量はほとんどが10Mbpsで、 ほかのワイヤレス伝送メディアに比べると大量のデータを伝送する事ができます。