バス型ネットワークのバス(BUS)とは情報の転送路を意味します。
バス型ネットワークとは、コンピュータが1本の伝送路につながれたネットワーク形態で、基本的に
一列に接続されるためレイアウトが入り組んだオフィスにはあまり適しません。ケーブルには10
BASE−5等がよく用いられ、ケーブルの終端で跳ね返った信号がノイズの原因になるのを防ぐ
ために、基幹ケーブルの両端にはターミネータと呼ばれる終端装置が置かれます。
バス型は少ないケーブルでLAN構築ができ、ハブを活用しなくてもコンピュータや周辺機器を接
続することができるので、低コストでのネットワーク構築が可能という利点がありますが、ネットワ
ークにつながれたコンピュータ1台が誤作動するとネットワーク全体が影響を受けてしまったり、
オフィスのレイアウトを変更するときなどは配線を全てやり直すというような欠点もあります。
 

情報伝送の仕組み
バス型ネットワークでは、2台以上のコンピュータが同時に情報を送信することはできません。
あるコンピュータが情報を送ると、その情報はケーブル全体に伝わり、宛先のコンピュータに伝わります。
ターミネータ
ターミネータというのは、パソコンや周辺機器を数珠繋ぎに接続したときに、配線の終端に取り付ける抵抗器で、ネットワークケーブル上で伝送される情報を吸収するものです。バス型ネットワークのそれぞれの末端には、このターミネータをとりつけます。ターミネータをつけることによって、信号が反射してケーブルを逆流して信号が乱れることを防いでくれます。
拡張性
既存のバス型ネットワークの拡張は難しい場合があります。
新しいコンピュータをバス型ネットワークに追加するには、ケーブルを切断し、そのコンピュータを接続しなければならないこともあります。 そのため、ネットワーク上の他のパソコンは、ケーブルが切断されている間は情報を交換することができないという欠点があります。
 
トラブルシューティング
バス型ネットワークでは、ある1台のコンピュータが故障して問題を起こすと、ネットワーク全体に影響がでる場合があります。このため、問題の一台だけを切り離して修理する事が難しくなることも起り得ます。
 
 
 

 

 

 
 
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