続・何か作ってみましょう！（ネットワーク用語集２）
　
マクロかコードを作るのですが、フィルタという機能を使いたいのでコードにします。
フレームを選択してオプションを出します。そしてイベントの「クリック時」の所をクリックすると右端に[…]というボタンが出てくるのでクリックして下さい。
するとこのような画面が出てくるので「コードビルダ」を選んでください。
ではこれから「検索用のフィールドが「あ」のレコードだけを絞りなさい」という命令を下します。
「Filter」というフォームのプロパティに条件式を代入します。
線をひいてあるところが実際に書きこんだ式です。
では、保存して結果を見てみましょう。
現在、「あ」のレコードは「インターネット」しか入力されていないので、これだけが表示されました。
「あ行」の設定しか行っていないので今はどのボタンを押しても同じ結果になると思います。
後は、１１個のボタンどれをクリックしたらどう絞り込むか、11パターンの条件分岐をするのですが、そこでSelectCaseという構文を使います。
ここでさっき見た「オプション値」が必要になります。さっき作った「フレームのクリック時のイベント」に書き足していってください。
とりあえず「か行」を作ってみました。フレームビューでちゃんと動作することを確認して、全部のボタンを作っていきましょう。
これでとりあえず用語の絞込みはできたと思います。
ではこのコードを利用して、「NW用語一覧」フォームを開いたときに「あ行」を表示するように変更してみましょう。
今度は、「NW用語一覧」フォームのイベントプロパティの「開く時」に「あ行」のレコードを絞り込むコードを追加します。追加できたら「NW用語一覧」フォームを開いて確認してみてください。
では、ここでいったん保存しましょう。
　
次に、解説文を見たり、新しい用語の登録をするときのことを考えましょう。
新しいフォームを作成します。「デザインビューでフォームを作成する」で新規作成して、「オートフォーム単票形式」を選んでフォームを作成して下さい。フォーム名は「NW用語集照覧」としましょう。

「ID」テキストボックスはオートナンバーなので、編集できないように、データプロパティの「使用可能」を「いいえ」、「編集ロック」を「はい」にします。また、「NW用語集照覧」フォームのデータプロパティの「削除の許可」「追加の許可」を「いいえ」にします。
　
では、さっきの「用語一覧」のほうのフォームに戻ってください。
詳細のところにコマンドボタンを作ってください。とりあえず名前は「詳細」にしておきます。
ではこのコマンドボタンのプロパティでクリック時のイベントを作ります。
そして下のように入力して下さい。これはフォームを開くという意味です。
そして一番最後にWhere条件式というのを入れます。（Where条件式というのは、テーブルからデータを抽出するときの条件式です。）
では保存して一覧のほうを開いて適当な詳細ボタンを押してみましょう。
この「Where条件式」というのは、マクロの「フォームを開く（VBAで書くときはOpenForm）」の他にも、「レポートを開く（OpenReport）」でも使えます。
1ページに1件分の用語解説の印刷をするようなレポートを作って、印刷するような仕組みにも応用できそうですね。
　
このフォームから新規に入力したり編集したりするのをやめて、新規作成ボタンを作ろうと思います。
プロパティで以下の項目を変更しましょう。
フォーム全体のプロパティ　＝　データプロパティの「削除の許可」「追加の許可」を「いいえ」　
フォーム全体のプロパティ　＝　書式プロパティの「レコードセレクタ」や「移動ボタン」を「いいえ」
［用語］テキストボックスのプロパティ　＝　データプロパティの「使用可能」を「いいえ」　「編集ロック」を「はい」
　

では新規作成ボタンを作成しましょう。
フォームフッターのところをゆっくりとドラッグして薄グレーのところを伸ばし、そこにコマンドボタンを作ってください。
名前は「新規用語登録」としてみます。
そしてプロパティのクリック時のイベントを開き、フォームを作ります。
「フォームを開く（OpenForm）」アクションでは、フォームを開くときにどういう状態で開くか決めることが出来ます。
acFormAddというのを選べば、このコマンドボタンをクリックして開いた「NW用語集照覧」フォームは、追加入力専用ということになります。新規入力状態ということです。
これでベースができあがりました。あとはデータを増やしたりしていけば立派なデータベースのできあがりです。
このコーナーで作成した「ネットワーク用語集」です。
ネットワーク関連の用語を120単語ほど集めてあります。
よろしかったらご利用ください。
　
　
←nw.lzh（lzh形式　63kb）　　

解凍後、nw.mdbのファイルサイズは約700kbです。
　
Lzh形式で圧縮してありますので、解凍ツールを使って解凍してお使いください。 （解凍ツールは各自ご用意ください）
　
　

　

　
　
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